どーも、代表の堀内です。
エンジニアへの想いとか考え方みたいなことを様々な箇所でアウトプットしてきているのですが、今回はディレクターのことを。
クラベスのディレクターは、他社でいうディレクターよりもより技術的な面も頭に入れてやってもらうことが多いです。
単純にいつもやってることの延長ではないことが多く、 ハジメマシテな技術やアーキテクチャも多いのと、エンジニアと話す機会も多いので、 共通言語として様々なことを理解しながら進めていってもらうことが多いです。
堀内自身もエンジニアではなく、ディレクターだったこともあり、他社よりも要求レベルが高まっているのかもしれません。 (正確にはコンサルタントと言われていました。)
前職時代から、エンジニアと会話をしながら、どんな機能を作るのかを考えていました。 お客様と話してきて、それを実現する、というだけではなく、 複数のお客様から情報を吸い上げ、パッケージとしてどうあるべきか、 現実的に作れるのか?コスト・スケジュールは見合っているのか?今後の成長性は? などを考えながら社内はもとより、お客様ともお話することが多かったです。
パッケージベンダーということもあり、 その構造をお客様に理解していただくことでプラスに働くことも多く、 お客様にエンジニアとの会話のフィードバックし、優先度の相談などもしていました。
現在クラベスはパッケージベンダーではありませんが、 その頃の経験を生かし、どうあるべきか、コスト・スケジュールは見合うのか、 お客様にとってのメリットは?ユーザーにとってのメリットは? などと確認しながらすすめています。
たまに先方の偉い方の好みで〜とか命令で〜とかで泣く泣く対応することはありますが、 基本的にはお客様ともしっかりお話させていただき、目的・ゴールを明確に定めて対応をしていくことを心がけています。
クラベスのディレクター陣にはその流れを汲んでもらっていて、 「お客様がこうしたいと言っています」というフレーズだけでは、開発には入りません。
理由や背景をしっかり共有して対応した方が、より良い提案ができますし、 よくわからずに対応すると本質的ではない対応をしてしまう可能性があるからです。
エンジニアとお客様、双方にとっての通訳、なんて表現をすることもありますが、 通訳が誤った解釈や誤ったコントロールをしてしまうと、たどり着けるゴールにもたどり着けなくなるので、とても重要なポジションだと思います。
2002年のサッカー日本代表トルシエジャパンは通訳のダバディさんが有名でした。 本人よりテンション高く通訳していて、本当にそういってるの?って思うくらいでしたが、 そこも含めて通訳の大事な能力なのだと思っています。
双方に信頼されていることも重要なのも言っておきます。
クラベスのディレクターに向いていると思う人の共通点を上げるとすれば、 以下の3つだと思います。
1.社内にも社外にも厳しいことが言える人
2.プロジェクトのゴールに向かって推進することに意欲が出せる人
3.関係する人達が気持ちよく動けるようにケアできる人
1つ目の「社内にも社外にも厳しいことが言える人」というのは、 いい顔ばかりをしていても、関係者が損をしたり、 プロジェクトが失敗することがあるのは皆さんわかると思います。 優しさももちろん必要なのですが、時には厳しいことも言うことで、 プロジェクトを推進させる必要があります。 特にスケジュールについては、機会的に遅れやリマインドを言うことがプロジェクトマネジメントとしては重要です。 それがお客様であっても上司であっても、適格に指示、指摘をしていくことが重要です。
2つ目の「プロジェクトのゴールに向かって推進することに意欲が出せる人」についてですが、 様々な要因でプロジェクトは停滞しかけたり、道をそれたりします。 そんな状況下でも正しい方向に誘導し、関係者を導くことが重要になります。 マネジメントとして重要なスキルであり、精神だと思います。
3つ目の「関係する人達が気持ちよく動けるようにケアできる人」については、 1や2を行う上で、実施できたとして、みんなのモチベーションが下がったり、 不満が出たり、険悪になってしまっては元も子もありません。 事実を確実に伝えることは重要なのですが、伝え方や心のケアを見逃さず対応する必要があります。
登場人物によっては、お客様の偉い方への接し方、気に入られ方で プロジェクトの推進力が代わったり、担当者さんがやりやすくなったりします。 仕事をこなすだけではなく、その関係者全ての環境をケアしていくことが重要になります。
現在弊社では2名のディレクターと私で回しています。
1人はアパレル企業での経験を持ち、数年間の弊社での経験を経て、 ECからAIボットについての経験も持っています。 仕事に対する達成感を大事にしていて、推進力を持っていて、 社内関係者には兄貴的な存在、社外の人には様々な話の引き出しを持って 個人的な人間力でも安定感を出しています。
もう1人は、WEBディレクターの経験を持ち、弊社に参画し、 ECや会員基盤・認証基盤の構築を中心に活躍しています。 とても責任感が強く、スケジュールに対してマメに状況確認を行いつつ、 きちんと各関係者に声かけができます。 溢れ気味のメンバーや進捗の悪いメンバーのケアも繊細に気が付き、 声をかけながらプロジェクトを推進していきます。 お客様にも爽やかな対応と安定した受け答えで信頼を勝ち得ています。
そこに私を加えて、様々なプロジェクトを回しています。
私はどちらかと言うと、システムの実現性や、他社動向、他社事例、あるべき姿などの話をすることが多く、 社内も社外もしっかりと話しをして交渉をするシーンに使われていると思います。 私がリードしてるのではなく、使われている感じです。 自分自身、会社員時代に上司は使うものだと思っていたので、今の使われ方で正しいと思います。 堀内がリードするのは会社運営というプロジェクトなので。
採用強化している中、今回のブログで弊社のディレクターがどんなものかわかっていただけたら幸いです。 3人じゃキツキツなのでご応募待ってます。
選考進んでいただけている方もいるので、楽しみです。
2021.06.18 堀内文雄(場所を選ばず仕事中。湖畔ナウ)