どーも、クラベス代表の堀内です。
私たち世代が子供の頃、いわゆる90年代くらいの時、TVゲームって完全に悪者扱いじゃなかったですか?
ゲームは子供のやるものであり、 勉強と対立したところに位置するか、運動やスポーツと対立したところに位置づけられていたように思います。
私は兄がいたので、ほぼ生まれた時からテレビゲームが身近にありました。 任天堂からファミリーコンピュータが1983年に発売されているので、ほぼ同い年ですね。私は1984年生まれです。
小学生の頃は◯◯くんの家にこのゲーム機がある、 ◯◯くんがあのゲーム買ってもらったから行こうと、 みんなであのゲームやろう、そのゲームクリアしたら貸して! なんてやり取りがたくさんありました。
なかなか高額なものを貸し借りしていたんだな、と思いますし、 現在と違い平気でデータが消えたりするものを簡単に・・・今思うとゾッとします。 大人になった今でもセーブデータが消えたあの虚しさは昨日のように思い出せます。 仕事で作っていた資料が消えた時の5倍くらいキツいですw 毎日学校に通い、見たいアニメやテレビ番組があったり、 兄弟がいるから独占もできず、父親が帰ってきたら野球にしなければならない… どんなデバイスでも動画やアニメを見ることのできる今の子供達に味わわせてみたいですねw
そんな中、毎日コツコツと1日最大30分〜60分程度でなんとかゲームを進め、 ある時は敵を倒せず振り出しに戻り、ある時はセーブをする前にとんねるずを見る兄貴が優先され、 ある時は母親が洗濯物をするからとゲームをまたぎ…衝撃で止まってしまい…データまで消える… 泣いているところに兄のデータも消えているもんだからなんだか怒られた気持ちになる。
いやー過酷でしたw
しかし、そんな環境にいながらあれだけのゲームを地道にクリアしていった文雄少年は、 30年近くたった今、システム開発のスケジュール管理をしているわけです。 毎日少ししか進めない、強い敵がいるからレベルアップしてから望まないといけない、 こっちの道がだめだったから今回はこっちの道だ!なんて、 小さい頃に、培った能力が間違いなく今でも生きています。
もちろん社会人になって出居上がった仕事のスタイルはあるのですが、 課題や不具合と相対した時の解決の仕方は、 ゲームをクリアするためのアプローチとそっくりだなぁと感じます。 絶対に何かしら解決方法があるはずで、プログラムで動いているんだから法則や理由はあって。
情報がどこかに転がっていないか? 強い武器みたいなものはないか、相手(問題)の弱点はないか、 根本的にはどうなっているのか、視点を変えると無視できないか、 前に経験したあれと一緒じゃないかなど、 様々な試行錯誤がそこにはあり、 それはゲームをやった時に身についた能力だと思います。
自分の子供にゲームをする機会があれば喜んで与えています。 特に考えるもの、試行錯誤が必要なゲームを進めています。
先日Nintendo Switchで子供とゲームをしている時に、 お昼ごはん休憩をしながら 「さっきはこっちから行ったからできなかったけど、こっちから行けばできるんじゃない?」 という話をしました。パパが言うセリフは決まってこれ。 「よし!やってみよう!」 アウトドアもたくさんやっているので、同じような会話がリアルの世界にもあります。 料理の時、掃除や片付けの時、焚き火や薪割りの時、 より良くするために動できるかを考えて、発言して相手に伝える、それを一緒に実行する。
まさに仕事術なんじゃないかな〜と思っています。 もちろんゲームの内容にはよりますが、 特に私達のようなシステム開発に携わる人は、ゲームで能力がつくのは本当の話だと思います。 研修や採用にゲームを採用しているところもありますね。 私達も研修のようなゲームのようなシステムを構築するお手伝いをしています。 楽しみながら成長するのはとても大事なことですね。
とかいいながら、自分がやりたいゲームもこっそり買って夜な夜なやっているのは内緒です。
2022.04.22 堀内文雄(睡眠時間無しで生きていければゲームもサッカーももっとできるのに)