どーも、代表の堀内です。
前回に続き、3週連続でディレクターチーム向けの話です。
前回の記事はこちらから!
ディレクターの仕事の中に、プロジェクトチームの環境づくりというものがあります。
環境と言ってもインフラやルールもありますが、それだけでは賄えないものもあります。 一番は信頼関係だと思います。
なかなか難しいとは思いますが、そもそも友人や気の知れたメンバーだけでプロジェクトをやるわけではありません。もちろん元々の関係性がプラスに働くこともありますし、はたまたマイナスなこともあります。
クラベスでは、基本的には社内メンバーと働くことになります。外注先の方に来ていただいたり、派遣をすることはありません。そのため、普段から社内のコミュニケーションを取りやすい状況を作っています。
今回はプロジェクトチームの話ですね。
まず大事なことは、コミュニケーションの方向が一方通行にならないことです。ディレクターやリーダーから「指示」「依頼」をするものだと思っている方が多い印象です。言われたことだけやって欲しい、という人がいるかも知れませんが、それではチームの相乗効果は生まれません。
全体像を把握し、お客様の想いを把握し、その先にあるビジネスやサービスが世の中に与える影響まで共有して一緒に考えましょう。
お客様と話した結果、考えた内容と異なる内容を実現しなければならないこともあると思います。それでも一度自分たちで考えたことが後で効いてくることがあります。考えずに言われた通りにやれば良い、では必ず穴があきます。
穴があいてる食べ物は美味しいのにな〜(※内容と画像は全然関係ありません。)
穴を開けないためには、実現性の検討や、あるべき姿を考えることが近道です。 そんなに難しいことじゃないと思って、「これだけやって欲しい!」みたいな依頼を私もしたことがあります。「いいから時間ないからやって」みたいな感情だったと思います。
でもその仕事は必ず失敗します。
後からおかしな点が出てきたり、お願いされた方も気持ちよくできないでしょう。追加修正が発生したりするとなおのことです。
普段からしっかり説明する習慣と、理由を考える癖をつけましょう。
お客様が言葉にできないこともあります。先日のブログの内容に近いですが、正しくヒアリングをする、という内容には背景や理由を正しく聞く必要があります。相手が言葉にできないのであれば、言葉にして確認しましょう。それはお客様であっても社内であっても全てにおいて言えます。
ディレクターの話をしよう in 2023 〜情報を正しく伝える〜
信頼関係を作る上で、「話しやすい空気づくり」も大事になってくると思います。基本的にディレクターはMTGのファシリテーションをやることが多いと思います。ファシリテーターが仕切って回していくのは良いのですが、その対応に囚われすぎて、「話しやすい雰囲気」を作れない人もいます。ゆとりをある程度持っていないと難しいですね。
ファシリテーションについてはこちらでも。
「プロジェクトマネジメントができる」という方で極端に間違った方向の方がたまにいます。とにかくプレイヤー達を納期で縛り付けることでマネジメントができている、と考える人です。全てのメンバーが寄せ集めで、今後は会わないのであればそれでも良いでしょう。納期と役割でバラバラにした仕事は、お互いをサポートすることはなく、それぞれの責任の中で仕事が進みます。
穴が後で見つかります。ポテンヒットは誰も拾いません。PMが依頼/命令する形になります。
依頼されたメンバーは嫌な気持ちになりますし、そもそもその管理手法ではストレスが多くかかっていることでしょう。そのマネジメント手法もプロジェクトを成功に導く、と言う意味では正しく、結果も出ると思います。
しかし、継続的な仕事はできず、単発の結果のみが残ると思います。お客様にとって、世の中にとて、プロジェクトメンバーにとっては、成功じゃなく、プロジェクトのゴールだけ達成する。そんな事が起きていそうです。
クラベスのディレクターにはそこは求めません。納期はもちろん管理しますし、遅延をなくす動きもします。
しかし、各メンバーを責め合うような関係にはなってほしくないので、お互いがサポートし合う関係を作ることが大事になっています。
そのためにも、成果の報告やその成果を他のメンバーと称え合う必要があります。 細かい感謝も言葉にする必要があります。
隣のメンバーの良いところに気が付き、言葉にする必要があります。 Bigup(称賛)が多く生まれるチームづくりが良いものだと信じてやっています。
【CLAVES Roots】クラベスの称賛文化 BigUp(ビガップ)
納期が厳しい時、品質を上げなければいけない時、辛いシーンはたくさんあると思います。 そのタイミングで、どのようなサポートや活躍がそれぞれのメンバーができることが大事です。 そのような環境で働いていると、成長も早いですし、テンションも高く仕事ができると思います。
きっと1.1倍仕事が早くなると思います。
このちょっとした差の積み重ねを作れるのも、ディレクターの仕事だと思います。
隙を見せないマネジメントよりも、隙を見せて一緒に頑張るマネジメントを私は尊重しています。 お互いの能力を1.1倍にできるチームづくりを心がけていきましょう!
ではまた。
20230623 堀内文雄(今日は飛行機の中から。)