どーも。堀内です。

「緊張と緩和」お笑いの世界ではよく使われる言葉なんですが、普段の生活の中でも無意識に使われています。緊張から解放されると、笑顔になることも多いと思います。ドッキリみたいなのもそうですよね?緊張感が走る状況から、嘘でした〜というところで緩和されていく流れです。

子ども達も隠れて「ワッ」とでてきて脅かしてみたり、後ろから突いて隠れてみたり。昔から典型的にやっていることなんだと思います。

大抵のことは「緊張」してから、それがほぐれると笑顔になったりしますね。サウナなんかも同じで、一定時間の高負荷な状態を作った後に、緩和することで気持ちよく感じたりするのかなと思っています。結構この「緊張と緩和」で説明がつくものが多いんだなぁと感じています。

ビジネスの世界においては、ここ数年で使われる言葉では「心理的安全性」というものがあり、発言・会話することを怖いと思わない状態を作る、みたいなことで使います。できるだけ心理的なハードルを下げてあげよう、という取り組みですね。

ここにも緊張と緩和が当てはまるのかな?というのが今回のきっかけでした。

どんな質問でもしていいですし、どんな内容でも聞いていいんですが、その環境だとぬるま湯のような状態で、「レベルアップが遅くなるのでは?」という会話を先日メンバーとしました。

私は、レベルアップには関係がないと思っています。少なからず、緊張感があればレベルアップする、心理的安全性が高いとレベルアップしない、というのは比例の関係には無いと思っています。緊張感のある環境でも心理的な安全性が高い環境でも、成長できる人はしていきます。

どちらが成長しやすいか、という意味では、正しく成長するのは後者だと思っています。自分で考え、その考えを確認しながら進むことができますし、そこに大きなストレスは発生しません。前者はストレスとともに能力が上がっていくものだと思います。起爆剤になることはあると思いますが、継続した成長環境は作れていないと思います。

自分にとって優しい環境であったのなら、自分でハードルを上げて、クオリティーを高くすればよいのです。質問をする際にも、わからないから教えてほしい、ではなく、こう考えているのですが、あなたの考えはどうですか?という会話であれば、質は高まります。 緊張感の高い関係だと常に「試されている」ような状態だと思います。そこにはストレスがかかります。そのため、優しい環境でいいので、自分を「確かめる」ことをすれば健全なやり取りになります。

「緊張と緩和」というのは、仕事で置き換えると「ONとOFF」のような考え方でもいいと思います。

先日、母校の大学をにうかがった際に大学3年生と4年生とお話する機会がありました。4年生は既に就職先が決まっているような状態で「何か社会人になるに当たってアドバイスありますか?」といった問いに対して、私は「OFFの趣味を持つこと」を伝えました。

ワークライフバランスが大事だよという話ではありません。一生懸命働いていいし、難しい仕事をしていいと思います。もっというと、若いうちに多少ブラックな働き方をしてもいいと思います。成長のために、です。 ただし、"継続可能な範囲で"というのは、口酸っぱく言いました。社内のメンバーに対しても私は残業を勧めません。しかし、仕事のための勉強や調べ物については強く推奨します。知識や経験のアップは、必ず成長の役に立つからです。

その中で、「OFFの趣味を持つこと」を勧めました。

「ただ休むこと」ではなく、「集中して、それしかできないような趣味を持つこと」という伝え方をしました。趣味の中で緊張するようなシーンが有るものがいいと思います。頭や体の全てがそれに集中して、仕事のことが入る余地がない時間を1時間でも2時間でも作ってみる状態です。それが一番のリフレッシュになるはずだと考えます。

私の場合はサッカーでした。

サッカーのプレイ中は、他のことを考える余地がなくなります。緊張感がずっとあります。その後に打ち上げや食事をしたりします。緊張と緩和をセットで取ります。仕事のことを考える余裕はなく、しっかりと寝ないといけないくらい疲れます。お酒なんて飲むものなら完全に良く眠れます。 毎週末必ずその時間をとっていました。大小ありますが、そのようなリフレッシュが大事だと思っています。

先日は国立競技場に高校サッカーを観に行きました

「緊張と緩和」というものでいろんなものがうまくいく気がします。

マッサージやストレッチの他に、力をめいいっぱい入れた後に緩めると血流が良くなったりします。マッサージも一時的に指などで刺激をして、血流を止めてから流していることなどもあるそうです。

年末に見たM-1グランプリを見ていると、その応用がすごい所まで来ているんだなぁと思います。 ビジネスにおいてもアイスブレイク、みたいな会話もありますね。

多くのことに応用がきくと思うので、いろんなもので考えてみてはいかがでしょうか?ずっと緊張しっぱなしは心も体も持たないので、たまにはこんなブログを読んで、しっかりとしたOFFをとってくださいね。

ではまた。

2025.01.17 堀内文雄(魔人無骨をノロシで見たのはある意味自慢です。)

関連記事

2025/01/16

虹彩認証の閉ざされた世界からフルリモートの新しい世界へ飛び出した理由

著者:湯面 航

2025/01/10

令和7年 新年あけましておめでとうございます。

著者:堀内 文雄

2024/12/26

2024年 安定と改革の共存

著者:堀内 文雄

2024/12/18

欲張りでワガママであれ

著者:堀内 文雄