どーも。堀内です。

自分の中で心がけていることの一つに「他人は他人」というものがあります。 「子どもであっても家族であっても、考えの強要はできない」と思っています。

もちろん、指導をするシーンはあるので、教えたり、説明したりすることは多々あります。しかし、人の根本にあるものだったり、何が好きで何が嫌いか、何にやる気が湧くのか、などは決めつけない方が良いと思っています。

過去にはこんなブログを書いた思い出があります。

タイプに分類したい管理者 VS 分類されたくない挑戦者 タイプに分類したい管理者 VS 分類されたくない挑戦者

育ってきた環境が違うから、好き嫌いは否めないんですが、(古い)完全にその通りだと思います。僕はセロリの漬物が大好きです。

子供でも大人でも、何かを伝える際に気をつけていることがあります。

それは話を聞くことです。

何故そう考えたのか、何故そのような行動に出たのか、間違っていたものがあったとしても、まずは話を聞かないわけには行きません。話を聞かずに修正をしてしまう人が多くいますが、そこには不満しか残らないと考えます。 とはいえ、特にスポーツのときなどは、大勢他の人がいたり、危ない動きなどは急ぎで修正してしまうことなどもありますが…

弊社に入社してくれたメンバーが「様々な個性を持つ人がいて、個性を尊重してくれそうで入りました」と言ってくれたことがあります。それは、金髪の人がいたり、自由な服装の人がいたり、男性も女性も関係なかったり、自由な労働環境を実現していること、そういうものは表面上のものだと思います。

実際には、それぞれの個人がどう考えて、どう成長していきたいのか?を聞くことに本質的な「個性の尊重」が大事だと考えます。もっと組織の規模が大きくなれば実現が難しくなるのかもしれませんが、それぞれの個人を見てマネジメントしています。人それぞれがバラバラな動きをしているわけではなく、それぞれが違うバックグラウンドを持っていることを前提にしています。

好き嫌い、得意不得意、クセなどもあると思います。それを矯正してしまうのが、窮屈な世の中を作り出してしまうのだと思います。組織としては、人と同じことを良しとする文化です。

「みんな違ってみんな良い」が理想だと考えています。

弊社のメンバーでも確かに傾向の近い趣味趣向だったり、得意分野だったり、仕事ぶりだったりする人はいます。が、全部が一緒ではないですし、似ているところがむしろ30-50%くらいなんじゃないでしょうか。そもそも仕事上での話なので、人生全体で見ると全然違いますね。

その違いを意識することが第一歩です。

「多様性を組織に取り入れたい!」という声を聞いたことがありますが、それは「表面上の多様性」を取り入れたい、ということに個人的には聞こえます。実際には、どんな組織でも多様性はあるんだと思います。それを出せない文化になってしまっていることが問題なのではないでしょうか?

仕事中は、自分を出せない(出さない)、意見を言うと否定される、やりたいことなんて言わなくてもいい。そんな状態になっていないことこそが多様性なのかな〜と感じています。

多様性はダイバーシティと訳されますが、作っていくものではなく、認めることだと考えます。 ・自分と違う人を受け入れること ・自分と意見が異なる人を受け入れること ・自分が否定されないこと が大事なんだと思います。

これからもダイバーシティ経営(世間での使われ方と意味が違う)を続けていきたいと考えています。できるだけ、それぞれの人にあったマネジメント、キャリアプラン、成長曲線を描いてあげたいと思いますし、お互いを認め合い、褒め合う組織でい続けたいと思います。

自分は昔から変人だという自覚がありますが、皆様に認めていただいてここまでやってこれました。

ではまた。

2025.02.28 堀内文雄(お台場のダイバーシティはインバウンドだらけでした)

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